2018
5月
15日

読書

映画が先か、本が先か

最近、吉本ばななの本にはまっている。
1988年に刊行された「キッチン」を読んでから三十年になる。
本棚には、彼女の本が十数冊あると思う、たぶん。

昨年10月に発行された「吹上奇譚 第一話 ミミとこだち」を
この春読んでみた。ばななさんの本を読むのは二年ぶりかな。
とにかく吸い込まれてしまった。

『言い伝えでは遠い昔にこの街には他の次元へ開く扉があったとされている』
自分がぼんやり考えていることが、文字でうまく表現されていると思った。

この本を読み終え、本棚に向かい「キッチン」を捜した。
しかし何回みてもない…。

きちんと整理しておけば(著者順)、無駄な時間を費やさすこともないのにと
考えるのだが、いまだ実行されていない。

しょうがない、新潮文庫「キッチン」を買った。
やはり素晴らしい文章だと感動すると共に、なんとなく映像も頭の中に
浮かんでくる。
「”みかげ”が祖母と一緒に過ごした家のキッチンは、こんな感じかな?
田辺家のキッチンは?ソファーは?」

ネットで調べてみると1989年に映画化されている。
森田芳光監督、川原亜矢子主演。
アマゾンでこのDVDを購入して観てみた。
「想像していた映像とちょっと違うかな…」「今、主人公みかげを選ぶとしたら
誰かな?」

やはり先に本を読んでいてよかったかな、「キッチン」の場合は。
映画(DVD)を観てから本を読んで良かったと思ったのは「ツナグ」「西の魔女が死んだ」「センセイの鞄」まだあるかな~。

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